そうだ。メインブログ、なんでも書くブログに戻そう
平日、午前10時。
初めてのカプセルホテルを経験した1人の女が、喧騒の街へと足を踏み出していた。
ぽてちである。
私が向かったのは、日本の東京「渋谷」。
私が好きなアーティスト(?)は言った。
「どこまでいっても渋谷は日本の東京」
山手線。
かつて夢にまでみた路線に、今では冴えない顔をして乗車している。
過去の私が知ったら、泣いてしまうだろう。
渋谷駅ハチ公口。
実を言うと、午前10時に渋谷へ1人で遊びに来るという行為は初めてである。
そもそも午前中に東京へ乗り込むこと自体が珍しい。
就職活動以来である。
すべてのしがらみから解放された心で踏み出す渋谷の街は、どことなく華やかで、喧騒が心地よくて、賑やかさゆえの孤独に少しだけ切なくなった。
スクランブル交差点を渡る。
今日の駅前には、どこかの取材らしきカメラは見当たらなかった。
本日、私が目的とする場所は、TSUTAYAの入っているQFRONTビル7階の本屋カフェ
「WIRED TOKYO 1999」
ほぼ開店と同時に入店した私は、昨日の夜から何も食べていなかったためとてつもない空腹に襲われていた。
サーモンクリームなんちゃらサンドウィッチを注文。
付いてきたコーヒーは12時までおかわり無料だった。1度だけおかわりをした。
注文したサンドウィッチ、とてもおいしい。
カルパッチョ風ソースの酸味とクリームなんちゃらの相性、そしてサーモンとオリーブが織りなす絶妙な旨味が朝の清々しい気持ちを一層引き立ててくれるようだ。
2分で食べ切った。
色気より食い気、とはよく言ったものである。
もう一度言うがおなかがすいていただけである。
普段はもう少しゆっくり食べる。
量はご想像にお任せする。
店内の雰囲気はというと、
本、本、本、本…そして本。
本好きにとってはたまらない空間である。
どうやら7階にある本はデザインや旅行といった趣味に関連する本が多いらしい。
私は一つの本を手に取った。
石田真澄『light years』
写真集である。
おそらく光をテーマにした写真集だろうと、表紙を見て思った。
TISSUE Inc. という会社が出版元らしい。
少し調べてみると、独自出版レーベルのようである。
なお、「独自出版レーベル」の意味はあまりわかっていない。
「TISSUE PAPERS」という印字に、ユーモアがあって好きだなと思った。
https://tissuepapers.stores.jp
写真集を読んだ後は、持参した本を読んだ。
この本は伝記のようなものであるが、身バレが怖いのでこの本の詳細への言及はやめておく。
本を読みながら、物思いに耽った。
本を読むか物思いに耽るか、どちらかにしろという感じではあるが、私は本を読みながら物思いに耽るタイプの人間である。
そもそもタイプ別なんてあるのか知らないが、そういう人間なのであるから、どうしようもないのである。
そして欲張りな私は、ふと思ったことを、ブログに記録しておこうと思った。
そこで思い出す。
私はメインブログを本専用のブログにしていたことに。
これまでにも、記録したいと思った事柄を、本専用のブログであるために断念したことがある。
「めんどうだな」
サブブログを開く。
「どうしようかな」
サブブログを閉じる。
「サブブログって必要あるのかな。」
「一つにまとめた方が、楽じゃない?」
最近判明したことがある。
私は、3つ以上のアカウント運営が苦手である。
Twitterも6つくらいアカウントがあるが、そのうち4つはほとんど使っていない。
動かしているのは、ゲーム関連アカウントと、写真アカウントの2つである。
複数のアカウント運営がなぜ苦手かというと、めんどうだからである。
そう、私はめんどくさがりやなのだ。
💭「そんな私が3つのブログを運営する…」
本を読みながら、メインブログの運営方針を新たに考え始めた。
その結論は3秒で出た。
「メインブログ、なんでも書くブログに戻そう」